ことりのかけら

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大学受験の一人旅、泊付き(親の付き添いなし)は珍しいのだろうか

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「大学受験の親の付き添い」について検索してこのブログを読んでくださる方がおられるようだ。

 

娘のひなは、一人で一泊して大学受験に挑んだ。

女の子であること、土地勘のない場所での受験になること、寒い時期の移動になることなど、心配事がたくさんあったが、親子で話し合い本人一人で受験することに決定した。

試験が終了したその足で帰宅の途につくことになっており、当然試験当日は荷物(コロコロ付きのスーツケース)を持っての移動。 駅のコインロッカーに預けるように伝えたが、大学まで持っていくことにしたとのこと。 受験会場までの道のり、受験会場、そこで娘が目にしたのは保護者と一緒にいる受験生たち。 「コロコロ付きのスーツケースで受験会場にいた私は超目立ってた!」と。(保護者には待合室が設けられていたそうです。)

娘ほど目立ってはいなくても、一人で泊付きで受験に臨んだ子は他にもいるはず。そう考えて娘に聞いてみました。

「他にも一人でホテルに泊まって受験した子はいたでしょ?」

「そんな子、私の周りには一人もいないよ。この1年大学の友達と話していてもそんな子は一人もいなかった。ことり家って、めちゃ変わってるんだってわかったよ。」とのこと。

我が家でも、条件が違えば、娘の受験に私が付き添うことも十分ありえた。でも、私の時代(遠い昔、昭和の終わりごろ)には、女子でも男子でも、高校生がホテルを予約して受験していた記憶がある。時代も変わったなあ、と感じる。

 

娘は、泊付き一人受験を通して、確実に自信が付いた。彼女の周りの誰も同じことをしていなかったのだからそうだろう。

 

以下に、我が家が娘の受験の時に気を付けた点を書いておきます。

 

・体調を整えるために前日に気を付けることのリストを作っておく。

・もし体調が悪くなったら、連絡する先(大学入試課の電話番号)をメモしておく。

・試験会場になるべく近いホテルを予約する。

・受験生対応に慣れているホテルを選ぶ。

・当日、大雨、積雪などの悪天候にみまわれた場合、ホテルからタクシーを使っても行けるくらいの近さのホテルを選ぶ(1000円台で行けるところを探しました。)

・前日に、できれば会場に一度行っておく。

・交通系ICカードを準備しておく

 

子どもが付き添いを望んで、親も時間と経済的余裕があるならば、あえて「一人泊付き受験」をする必要性は低くなる。親の安心度も一緒にいる方が格段にあがりますし。

 

今回は、娘の周りに「一人泊付き受験」をした子が一人もいなかったという事実にびっくりしたということをお伝えしました。

そして、もし事情があって親が付き添えない状況にある方がいる場合は、ここにその経験をした者がいる、お伝えしようと思う。

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ASDの子どもに「こもれび好き」がいる~我が家の場合はそうでした~

10年ほど前、我が子にASD(自閉症スペクトラム障害)傾向があるではと疑っていた時、ネットや文献でよく目にしたのが次のようなエピソードです。

・物を並べるのが好き

・くるくる回る車輪を見つめるのが好き

・いつも同じ道を通りたがる

・何がきっかけなのかわからない癇癪が多い 

ひな介の場合は、そのようなエピソードは全く当てはまりませんでした。

逆に、異常なくらい聞き分けがよい幼年期でした。

 

いつもニコニコしている。

楽しそうに物事をする。

人の目をみて話を聞ける。

集団の行動でも逸脱しない。

でも、言葉(表出)がでない。

専門家は、こう言いました。「知能は平均以上です。よく理解しています。話し言葉だけが遅れているだけです。(特異的言語発達遅滞)」(3歳時)。

 

それでも大きくなるにつれて、心配事は増え続けました。

特に「怖がる」ことが多くなっていきました。

大きな音がするところ。 

特定の色や模様がある場所。

大きな癇癪を起すのではなく、たださめざめといていました。この世の終わりが近づいているのに何もできない自分に絶望したかのように。

(今になって振り返れば、この「怖がること」「不安がる」ことは、ASD児によくみられることだとわかります。でも、当時はそれを訴えてもASDとリンクしてはもらえませんでした。)

 

今はASDの情報もネットにたくさんあふれています。書籍も多いです。しかし、つい10年ほど前は、今ほどではありませんでした。 学生時代心理学専攻だった私は、授業で自閉症のことを学んでいたし、子ども発達センターでのアルバイトも経験していました。(残念ながら、私が学生の時(90年代前半)は教科書に高機能自閉症やアスペルガー症候群のことは載っていませんでした。)

 

もし、私が「なにかがおかしい」と悶々としていた時に、今のように情報があればもっと早くに専門機関につながれていたのに、と残念に思っています。

 

当時も現在と同じようにASD傾向のこどもが示す特徴は、三つ組と記されています。(社会性、社会的コミュニケーション、社会的イマジネーションの3つ組の障害)それと合致しないと判断されたひな介に、医師は2・3歳時点でASDではないと診断しました。

医師が私に確認しました。

「車の車輪ばかり見ていませんよね?」「カレンダー好きではありませんよね?」と。

 

・物を並べるのが好き

・数字や文字が好き

・くるくる回る車輪を見つめるのが好き

・いつも同じ道を通りたがる

・何がきっかけなのかわからない癇癪が多い

は、当時もよく知られたエピソードだったからです。

 

しかし、ひな介にはあてはまりませんでした。 

(感覚が敏感なことだけ、当時からあてはまっていました)

 

 その時は私の目に触れることがなかった特徴で、現在はしばしば散見される特徴があります。

その特徴というのが、

「こもれびが好き」という特徴です。木の葉の間からもれる太陽の光の「きらきら」。

ひな介は、こもれびのキラキラに異常にひきつけられていたのです。

そして今はASDの子が「光のキラキラ」が好きという情報を、時々目にするんですよね。

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(写真:木の妖精かと思えるほど、木や木の葉を見つめたり踊ったりしているひな介。)
この特徴を記した文章を目にしていたら、たとえ医師に「ASDではありません」と言われても、すぐさま別の機関に相談したと思うんですよね。

結局、高機能PDD-NOS(特定不能の広汎性発達障害)と診断がついたのは6歳でした。(現在ではASDとなりますが、PDD-NOSはASDの枠にはまらないと判断されることもあると文献で読んだことがあります。)

それまでの診断(特異的言語発達遅滞)では、手厚いサポートまでしてもらえなかったこと、就学前の介入が少なかったことは残念です。(この時は米国在住でした。もし高機能自閉症という診断がおりていれば、子どもによってはほとんど毎日のABAやST、OTが受けられていたのです。)

 

おおきな時間軸で考えれば、診断が遅れたからもうダメだということはないし、それぞれの家庭でできることに真摯に向き合って、本人が生きやすく過ごせるように助けることが一番重要なんだと思います。

 

ただ、時々ふっと思うのです。

療育の介入があと2・3年早かったら、どうなっているのだろう、と。

今とは違うひな介が「いるのかいないのか」とても知りたくなる時があります。

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怒!真夜中、早朝に電話が一回だけ鳴って切れる~ワン切り電話をやめてほしい 私の対処法~

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あなががすやすやと眠っている真夜中、朝の3時半、電話のベルがけたたましく鳴る。

びっくりして飛び起きて受話器を取るが、電話はすでに切れている。

 

そんな経験ありませんか?

無言電話?

 

誰かに不幸が起こってしまった連絡か?

私、私の家族、もしかして、恨みでもかっているの?

急に疑心暗鬼になり始めます。

あのAさんか? もしかして、あの人Bさんなのか??

 

睡眠妨害され、びっくりして取った電話は切れている。

それが続くのは、精神衛生に悪いですよね。

 

早朝午前3時に起こされた日。

私は、行動にでることにしました。

誰なのか、調べてやるぞ。

 

我が家の家の電話には「ナンバーディスプレイ」機能がついていません。

誰がかけてきたのかわからないのです。

 

調べる方法はないのでしょうか?

すると、1つ前にかかってきた電話番号にかけ押すというサービスがあるようです。

一回に30円かかるのですが、「ナンバーお知らせ136」というサービスを利用すると1つ前にかかってきた番号にかけることができるというのです。

 

「136」にかけてみました。

。。。

残念。 

使うことができませんでした。

「ナンバーお知らせ136」はNTTのサービス。

別の電話サービスを利用していることり家は、使えませんでした。

 

ことり家と同じようなことで困っている人がいないか調べてみました。

すると、「ワン切り」の経験をしている方々がいるようです。

 

するとこういうことなのではないか、と結論付けました。

(もし、専門の方で「ザ・答え」を知っている方がいたら教えてください。)

ワン切りは、

・「非通知」でかかってくる。

・「与信情報」といって、電話会社等がその電話番号が使われているかどうかなどを調べているのではないか?

 

日中、人に会う度に「この人、もしや我が家に夜中に嫌がらせ電話をかけているのでは?」と疑いの目を向けるのは、精神衛生に悪いです。

 

偶然、その「与信情報」とやらを調査されていると信じることにしました。

 

でも、寝ている最中に電話に起こされたくありません。

我が家では、寝る前に電話の「おやすみモード」をセットすることにしました。

毎朝毎晩、「おやすみモード」のセットをオンオフするのは少し面倒なのですが、

電話の音に起こされるよりましだ。

そう思うことにしています。