ことりのかけら

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「5歳児が値段を決める美術館」の空気がいいと思った。

5歳の男の子の作品が、オンラインで購買できるようになっているサイト「5歳児が値段を決める美術館」があります。

作品はすべて、5歳児さんのもので、値段をつけるのも5歳児さんです。

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サイトの説明を引用します。

このサイトは、とある1人の子供が4歳から5歳にかけて作ってきた作品の一部を販売する「ECサイト」です。アートにおいて「表現」や「コンセプト」以外にも「値段」は欠かせない要素です。もし5歳児がアーティストを名乗り、自分の作品の「値段」を決めると、どんな世界観になるのでしょうか。

ここでは実際に5歳児自身に「作品名・コメント・値段」を全て決めてもらいました。それ故に日本円では支払うことのできない「19千億円」などの単位も生まれてしまいました。作品は全て販売していますが、払えない値段のものは、支払いが不可能なため実際に購入をすることはできません。他にも数兆円など現実的には買えない値段もありますが、実際に販売はしております。

https://five.blue-puddle.com/

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値段を付ける場面が、動画で配信されていたのですが、とても自然で、子どもの子供らしさを尊重している空気が伝わっていて、いいなあ、と思いました。

サイト作成は、お父さんのアートディレクター(佐藤ねじさん)です。値段付けの時に、こどものいう通りに入力しているところで、目をくぎ付けにされました。

こんな風に自分の子どもの作品や言葉を大事にしている。ここが、普通と違う。素晴らしいと思いました。こうやって育てた子は、自分らしさを大切にして育っていくんでしょうね。

うちの子どもたち、ごめん。(ことり:そっと子どもたちの作品を破棄した過去あり。)

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子どもの集中が続かないので、サイトに載っている作品に値段をつけられるのは、1日に4つくらいだそうです。そういう、時間の流れも自然でいいですよね。 動画の中に、「11ぴきのねこ」の作品があり、5歳児さんが一匹1000えんだから、「じゅういち千円」っといった場面があり、とても微笑ましかったです。

(私なら、なだめたりすかしたりして、なるべく1日にできる数を増やしてしまいそう、そして、子どもたちが嫌になって飽きてしまいそう。そうなるとわかっていてもやってしまいそう。)

とうにかくすごいな、と思ったサイトでした。

 

korasophie.hatenablog.com

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