一高校生が見つけた「金持ち度」の見分け方
娘の通う学校には、経済的に豊かな家庭の子弟が集まっています。
我が家は、「なるべく笑って暮らす」がモットーですが、生活は全く豊かではありません。それでも、帰国時の状況を鑑みて、生活を切り詰めて娘を現在の学校に通わせています。子どもたちには、塾に行かずに家庭学習でなんとか生き延びてもらい、長期休暇に家族旅行をすることもありません。外食もまれです。
我が家が海外生活をしてきたと聞くと、たいがいの人たちは、裕福な経済状況を想像するので「いやいや、違うんです」と毎回説明するのが、少々面倒。
お金持ちちゃんたちの中で、毎日を過ごしている娘。とうとう、「ホントのお金持ち」と「ウソのお金持ち」の見分け方を発見した、とのこと。
それは、修学旅行での出来事でした。
飛行機で目的地まで行くため、生徒たちは空港の出発ロビーに集まっていました。
出発までにはまだ時間があります。
先生の指示は、「それまで待つように。」
そして、それは起こりました。
生徒A:「えー!!! ここで待つの? この待合室で? マジ? 私、いつも『ラウンジ(VIPルーム)』で過ごすんだけど。」
生徒B:「俺も!」
生徒C:「そうだよね、こんなとこで待つなんて信じられない。」
娘の周りの生徒たちが文句を言い始めたそうです。
搭乗したあとも
生徒A:「エコノミーなんて、信じられない、せまーーい。」
生徒D:「いつもビジネスだよね、○ちゃんもそうでしょ?」
同じようにご不満の様子。
娘が言いました。
「これが、ウソのお金持ち。」
じゃあ、本当のお金持ちは?
娘:「ホントのお金持ちはね。待合室でも機内でも『こういうのも、楽しいね。』とはしゃいでた。」
「ホントの金持ち」と「ウソの金持ちの話」だそうです。