写真は、漢字が苦手な娘。
紙に書き取りをしているところです。 書いているのは、ジャニーズ事務所のアイドル、嵐のメンバーの名前です。
当時、英語圏在住の5年生。 英語で勉強するのに加えて、第2、3外国語まで履修することになり、現地の学校のことで毎日が精一杯でした。 あと1年で日本に帰国予定。日本の中学校に入学しなければなりません。日本の中学生になるにしては、彼女の日本語はかなり危ういものでした。
さて、家庭学習でどう補うか?
そこで、役に立ってくれたのが、ジャニーズ事務所のアイドルの方々の存在です。 娘は、ネットやDVDで、情報を入手して、ファンになっていました。 日本の知人は雑誌等を送ってくれました。
これを使うしかない。
DVD、ネットの動画、日本の雑誌が教科書です。
「アイドルに関する漢字を覚えよう」
好きなことなら、教科書よりは勉強する気になるんじゃないか。娘の漢字学習のやる気スイッチを押すために、アイドルさんたちにご協力いただきました。
雑誌でテスト勉強。テスト。
DVDでテスト勉強。テスト。
このテスト問題作成。時間と手間がかかったんですよ。(ため息)
結果はどうなったかと申しますと、娘は、芸能界用語だけに強くなりました。
どんなものの効能にも「個人差」という悲しい響きのものがついて回るんですね。
この時の学習は、直接帰国後の定期テストの点数には、反映されませんでした。
ですが、もしかしたら数年後、「今日の芸能ニュース」で芸能情報を紹介するキャスターになっているかもしれません。 そう、、、そうかもしれません。
『子どもによって興味の対象は違う。個人に合わせてみるとどうなるのか?』
というケーススタディ(帰国子女の場合)の報告でした。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
ことり