昨日の記事に登場した耳にピアスの穴をあけたいと言い続けている娘。彼女は、今ショートヘアです。春ごろまでに、できるだけ早く伸ばしたいと計画してるようです。
登校前に、鏡の前で髪の毛を引っ張りながら、「少しは伸びた??ねえ、ねえ。伸びたと思う?」と同意を求めてきます。
「髪の毛は、一か月に1㎝くらい伸びるのが普通らしいよ。引っ張ってもあまり意味がないと思うけど。」
私の意見には耳を貸さず、彼女は、今日も髪の毛を引っ張り学校へと出発していました。
彼女、今は、ショートヘアですが、以前はこんな風に長く伸ばしていました。
伸ばしていたのには、理由がありました。
十分に伸びたら切るためです。伸ばす目標は、約31センチ。
伸びたら、美容院へいって特別にお願いし、髪の毛をこのように切ってもらいます。
写真の娘が、持っているのが、切って束になった彼女の髪の毛です。
これを、ジップロックに入れて、封をして、ある団体に送ります。
(この時は、アメリカのLocks of Loveという団体に送りました。)
そうすると、そこで「子供の医療用ウィッグ」作って必要な子に送ってくれるのです。
一人分のウィッグを作るのに、20~30人分の髪の毛が必要だそうです。
対象となるのは、病気で髪の毛を失った子たち。小児がん、無毛症、事故などで髪の毛を失った子ども達は、 医療用のウィッグが必要なのです。
子ども用が使用できるかつらは数が少なく、やむなく帽子を被っているということもあるそうです。なぜなら、人毛のフルウィッグはとても高価で、 医療用ウィッグを求めている子ども全てにいきわたっていたいないからです。
娘は、ある日偶然テレビで小さな女の子が髪の毛を寄付しているのを見て、同じことをしたい、とのことで長い間伸ばしていたのでした。
寄付をしたのはアメリカの団体ですが、日本でも同様のことをしている団体があります。
髪をバッサリ切る予定の方、髪の毛の寄付(ヘアー・ドネーション)を考えてみてくださいね。
医療用ウィッグ用に、髪の毛を寄付する(ヘアー・ドネーション)ためにすること
髪の毛の長さを31cm以上にのばす。(切った髪の毛の長さです。)
ヘアドネーション賛同サロンを探す
(下に紹介しているJHDACのサイトに共同サロンのリストがあります。)
ヘアドネーションのためのカット方法があります。 基本的にはヘアドネーションに賛同している美容院に行くのが簡単かもしれません。(アメリカでは、寄付する場合はカット代無料でした)
その他の美容院で切る場合は、 ヘアドネーションの説明書を美容師さんに見せるとスムーズかもしれません。
髪の毛を束ねてカットする
髪の毛の束を細くする場合は、切り口から1cmの所を、 太く束ねる場合は、切り口から2cmの所をゴムできつく縛ります/
ヘア・ドネーション団体に髪の毛を送付する
切った髪の毛は、 NPO法人のJHDAC(ジャーダック)に送ります。
ヘアカットをするとき、送るときなどの詳細もこちらのウェブサイトで調べてから行動するのが確実だと思います。
Japan Hair Donation & Charity(通称 JHDAC ; ジャーダック)は、頭髪の悩みを持つ18歳以下の子供たちに、100%寄付された髪の毛を使って『フルオーダーメイドの医療用ウィッグ』を作り、無償でプレゼントしている、日本で唯一の特定非営利活動法人です。