高校生の娘には、人生のシナリオができています。あと数年後には、「菅田将暉(auのオニちゃん)似の旦那様が現れて、男の子が生まれ、名をショーン(Sean)とつける」のだそうです。
「ショーン」のつづりにはこだわりがあり、ShaunでもShawnでもなく、Seanなのだそうです。日本人ぽい顔をした旦那さんとの間の子に、ショーンと名付けるのはどうなのかでしょう、まあそれは若い二人にまかせることにします(笑)。小学生時代を欧米で過ごした影響で、考え付く名前も英語風になってしまうのかもしれません。(!?)
海外生活の影響といえば、言葉だけでなく、娘の「ハグ好き」(抱擁)があります。挨拶代わりに抱擁をすることに何の違和感も持っていません。
それに比べて、私は超がつく日本人。恥ずかしがり屋さん。ハグやチークキスの時は、かなり無理しています。 いつも心の中の声は、「近い 近いよ 近すぎ。」
笑顔をつくっていますが、ひきつっているんではないかと不安です。
それでなのか、私は国際結婚を想定した空想をあまりしたことがありません。義理の親戚にハグ&キスを必要とされるのはきつい、、、愛のためならできるのでしょうか?
一方娘は、「ハグ」にランクまでつけています。
「〇さんは、ぎゅってしてくるけど硬いからCランク。」
「〇さんのハグは大好き。優しいおじいちゃんっていう感じ。特Aランク。」
会話中に「可哀想、、、。」という状況になった時は、すぐに体が「ハグ体制」になります。優しく抱擁して「よしよし」とするわけです。
もちろん、いつでもどこでも誰とでもというわけではありませんが、基本的に外国の方と話をしているときはそうなるようです。 日本人相手の時は、相手によってする時としない時を分けています。(長期海外在住経験がある日本人とは、ハグをする傾向にある)
この娘の習性は、たぶん海外に行ったときには助けになるのでしょう。
あいさつで相手と触れる習慣のある国は、多いです。
ネットでは、いろいろ解説されていたものの抜粋をしてみます。
(どれが本当でどれがそうでもないのか、よくわかりません。)
・イギリスでは、あいさつはハグよりも握手や頬へのキスが多い。
・アメリカは、親愛の気持ちをこめてのハグ(誰でもよいというものではない)
・ハグの代わりに「背中をトントンとたたく」で親しみを表すことも多い
・挨拶としてのハグは、女性同士が多い、次いで男性同士、異性間は少ない
・上下関係がある場合は、助成からハグするのがスマート
以前「フリー・ハグ」(FREE HUG)と書かれたボードをもって町中の人とハグをするというキャンペーンがありましたね。日本でも行われていたと思います。
神戸大学国際文化学部の宇津木教授は、こういわれているそうです。
いざという時にひるまない世界の“HUG”マナー入門 | R25
ハグは対人距離ゼロの行為ですから、親しさの表現としては相当に強力です。ゆえにハグ初心者の日本人でも、相手の行為に対して、棒立ちや後ずさりすることは厳禁。ハグをされたら、遠慮せずに相手と同じ動作や表現方法で付き合ってあげてください。そうすればまず間違いなく、相手に不快な印象を与えることはないと思います。
「ハグ・キス」文化には、徐々に慣れることはできるのでしょうか?(形だけでなく心からという意味で)
娘を見て、自分を見るとき、持って生まれた「人との距離」があるように感じてなりません。ここまではOKという人との距離、どうやって決まっているのだろうと不思議に思います。
いまのところは、『必要最低限の時だけのハグ』で世渡りをしていくつもりです。