友達のお子さんが大学受験の時、受験生の付き添いで、親も一緒に大学のある町までついていったと聞きました。
おもわず、「え? 親も一緒に行くの?」と聞いてしまいました。
私が受験生の時は、男子も女子も自分で宿を取って受験するのが一般的だと理解していたからです。
私の住んでいた町は田舎でしたが、遠くの県へ受験に行く友人は一人で出かけていきました。
友達に、「一人で行かせないの?」と、聞いた後で、(過保護ですね。)と批判しているように聞こえたかも、と少々後悔しました。
友人は、「だって女の子だもん。心配だから。」と。
実は、私の子どもも高校生です。
進路を考える時、実家から通えない進学先も選択肢に入っています。
自分の子どもが他県で受験する、と考えてみました。
確かに『ひとりでできるか心配だ』という気持ちが沸いてきます。
調べてみました。
付き添う親は、昔からいたようです。
- 2014年2月に、東北大の2次試験で付き添い人が乗っていたために、受験生がバスに乗れなかった。試験開始時刻を遅らせた。
- 1979年 東京大学2次試験。学校正門前で「息子の大事な試験だから会社はしばらく休みます」と父母。
- 1967年 東京大学2次試験の時、大学のベンチで子供を待つ母親たちの写真が新聞に掲載されていた。
現在でも
- できるだけ不安を減らしたうえで試験を受けさせてやりたい。
- 都会で、電車にのるのが初めてだと負担が多いだろう。
反対派ももちろんいて
- これから大学生になるのに、試験も一人で受けに行けないでどうする。
- 私も受験生のころ一人で受験した。
- 受験で初めての場所に挑むのも、経験になる
賛成派、反対派、昔からそれぞれいることが分かりました。
最近、親の付き添いで受験する人が増える傾向にあるのかもしれません。
自宅から通える場所であれば、受験生一人で行かせる場合が多いと思います。
泊りがけで受験する場合、考えてしまいますね。
我が家の場合は、数年前から少しづつ下見をさせています。
「一度は行ったことがある」という状況にしていると本番も心配が減りますね。
できれば、一人で受験に行ってほしいと思い、計画しています。
それでも、受験では、予測していなかったことも起こることがありますよね。
受験すると思わなかった大学に、試験を受けに行く場合も起こります。
そのとき、どうするかは、それぞれの家庭で変わってくるということですね。
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この夏、わが子は大きな会場で行われた「大学説明会」に参加しました。
そこには、大勢の参加者が大学のブースに列を作って個別の相談をしていたのですが、
殆どが親子同伴だったそうです。
「私は、一人で参加してたから目立っちゃった。みんな親子で来てた。両親と来てた人もいた」そうです。
今は親子で大学受験という風潮なのでしょうか。
我が家はどの立ち位置にするのか、もう一度考えようと思います。