10年以上前、歯医者さんに言われました。「親知らずが変な方向に生えてきていますので、時期が来たら抜歯が必要になります」
そして、約一年ほど前、とうとう親知らずのうちの一本を抜歯することになりました。
私は、病院嫌いで、緊張すると血圧が上がるタイプ。抜歯の日は、白衣高血圧で、処置室で問題児扱いになり、ドタバタでした。その時の様子はこちら。
10年以上様子を見たままで、なぜ昨年抜歯に至ったか。
その大きな理由が頭痛と歯痛でした。
親知らずは定期的にグングンと押してくるらしく、その時期になると頭痛、歯痛、肩こりがひどかったのです。
その痛さは、頭の周りをぎゅーーっつと締め付けられている感じ。西遊記の孫悟空の頭の輪、緊箍児(きんこじ:下のイラスト参照)を締め付けられているようでした。そうなると家事にも仕事にも集中できませんでした。
痛み止め服用などで毎回、なんとか我慢していたのですが、とうとう耐えられなくなって、昨年抜歯を決心したという訳です。
抜歯時は極度の緊張状態でしたし、抜歯のあとの痛みもかなりありました。抜歯したあとの穴がふさがるまで日数もかかりました。
それでも、終わってしまうと、人は忘れてしまうものですね。 自分が親知らずを抜いたことも思い出すことさえ、ほとんどありませんでした。最近、医療費の領収書を整理していて、抜歯の時の領収書を見つけ、久しぶりにその日のことなど思い出しました。
そして、気づいたのです。
あ、そういえば、頭痛の回数が減ってる。 あの頭を締め付けられるヤツ、殆どなくなってる!と。
そうです。グングンと押しながら生えてくる親知らずを抜いたことで、私の頭痛の回数は格段に減りました。歯医者さん、ありがとうございます。
実際には、私が抜歯したのは右下の一本のみです。あと3本の親知らずは、左下にも上にもあります。 ですが、大きな力で周りの歯を押しながら生えてきていたのはその抜歯した親知らずだったので、悩みの頭痛は格段に減りました。
実は、もう一つの現在も生えている親知らずも上にではなく、真横に向かって生えているそうです。この間抜いた歯より力は小さいながら、時々押してくる感触はあります。ですから、そのうち、また抜歯するときが来るのかもしれません。涙。
それでも、抜けば頭痛は収まるという経験をしていることは、いいことです。うん、そう思い込むことにしています。