ことりのかけら

発見したこと気づいたことを発信中~帰国生・凸凹発達の教育情報も~

漫画のレンタル生活も、楽しい。

 

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from ひな介漫画記録ノート

図書館で日曜日に本を借りるのが習慣。いつも上限の15冊。近所の図書館はそれほど大きくありませんが、それでも本を選ぶのは楽しいです。残念なことに、近所の図書館には漫画の取り扱いがほとんどありません。(最近、漫画も置き始めましたが、まだ本棚に1列分ほど。)

 

テレビで見た「学習漫画」の特集。学習漫画と聞くと、ひみつシリーズや漫画の偉人伝記シリーズ、参考書を漫画化したようなものを思い浮かべるけれど、そういうものではありませんでした。漫画作品を読むうちに勉強になるもの、例えば、化学とか歴史とか。十分大人も楽しめる作品が山のようにあるようです。

 

私は漫画に疎く、有名どころの作品もあまり読んだことがありません。そこで、最近コミックレンタルを始めてみることにしました。一週間10冊で600円。通勤途中の駅に漫画レンタルのお店があるので便利。気に入っています。(ネットで読んだり、宅配してもらうサービスもあるのですが、クレジット払いをなるべく避けたいので、実店舗で借りています。)TSUTAYAさんを使っています。

 

店で漫画をさがすのも苦手です。漫画本がどういうルールで本棚にならんでいるのか、わからなくて、いつもうろうろしてしまいます。レンタルコミックでも何を借りてよいのやら、という状態は、あまり変わらずなのですが……。私のような人用になのか人気シリーズ、話題の作品、映像化コーナーなどが店内に設けられていて、説明文つきで紹介されています。本の内容のイメージが湧きやすく、助かります。

今回は、とにかく目についたものを10作選びました。息子のひな介もちょうど定期テストが終わりお休みモード。私用・彼用の両方の選書をしてみました。

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1冊60円で読めるのは嬉しいです。楽しい。

気に入ったら、続編を借りることにしました。 

耳が聞こえず話ができない王子様が主人公の「王様ランキング』は、私もひな介も面白くて好きになりました。美大受験の『ブルーピリオド』や、漫画家になるまでのほぼノンフィクション『かくかくしかじか』がなどが、最近借りた中での私のお気に入りです。ひな介の一押しは『Dr.STONE』(ドクターストーン)だそう。

 

1か月コミックレンタルを利用してみて、感じたこと。

【良い点】

①レビューがよくても、自分が楽しんで読める作品とは限らないので、安価で読めるのはとても助かる。 自分の手元に置いておきたいので購入した作品あり。 タイトルだけでは今一つ内容がわからないものも、店頭で手にとって中身を見てみることができる。(店内で立ち読みは禁止。店内にて有料で読むスペースを設けてある店舗もある)

②いつまでに、何冊返却するかは、メール連絡してもらえる。

【マイナス面】

①フロアが狭い店舗の場合は、漫画の数に限りがある。 検索機で探して、「取り扱いなし」とでると、がっかり。 

②返却予定日前に、メール連絡はしてもらえるが、どのタイトルが未返却なのかの詳細はネットではわからず、店舗まで行って確認しなければならない。

③借りる・返却する、がちょっと面倒。(返却は郵送もできます。別途郵送代あり。)

こんなところです。

帰国子女ムスメが約10年ぶりにアメリカへ~旅行で感じたことを語る~

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娘のひなが、友人と旅行に行きました。 行先はアメリカ。 

我が家は、基本的に衣食住以外のお金は仕送りしていませんので、旅費は彼女がアルバイトをして貯めました。 彼女が小学生だった頃に過ごしたアメリカ。10年以上ぶりです。 

今のアメリカと比べ何か変化を感じるのでしょうか。 10歳前後のことを、20代前半の人間はどれほど覚えているものなのでしょう。興味深い。

旅行先は、ロサンゼルス。以前住んでいた地域とは違います。ロサンゼルスは初めてです。英語は思っているように通じるのかということも不安とのことでした。

学生のうちに、時間があるうちにアメリカにいってみたかった。観光をしたいというわけでもなく、アメリカを感じたい。日本で完全に違和感なく過ごすことができない自分はアメリカではどう感じるのか?英語の環境の方が好きなのか? やっぱり日本なのか? それを大学生のうちに、知っておきたかったというのもアメリカ旅行の一つの理由のようでした。

観光地よりも、行きたかったところは、現地のスーパーと、Chick-Fil-A。スーパーに行けた日は、興奮してラインで報告が来ました。

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数日間のアメリカ・ロサンゼルス。楽しくて確かに過ごしやすかったそうです。店の人とも話がはずんたりするのも新鮮だったと。

帰国生の娘が日本で感じる「自分は100%日本人になり切れない」という感覚。アメリカではどうだったのでしょう?カリフォルニアでは、一人だけ浮いているという感じにはならなかった(ひな談)でも、なんとなく住みたいととは思えなかったそうです。美術館、博物館、演劇などの刺激が少ないんだと。

 ひなが言っていました。Uberの運転手のお姉さんが教えてくれたことがあると。LAは夢を追う人たちの町なんだと。カリフォルニアは「make it」(これから一旗あげる)人たちがいるところ、それに対してニューヨークは「made it」(一旗揚げた人)が行く街なのだそうです。

英語は、通じた? これは、問題なかったようです。今の彼女の弾丸のような英語のおしゃべり力は、テレビのオンデマンドとネットの動画でキープされていたんです。

特に「Friends」(アメリカのシットコム、テレビコメディ)。何度繰り返して動画をみていたことか。

その「Friends」のツアーが、LAのワーナーブラザーズ・スタジオであるのです。熱烈に行きたかったようですが、今回は泣く泣く断念。 番組グッズはできたようで、大事そうに持って帰っていました。

今は昔、、、。。

昔と違うのは、移動手段でしょうか。

今回、レンタカーなどはしていないため、公共交通機関または、ウーバー(Uber)という配車サービス使ったようです。 私になじみがないため、移動に関してはとても心配でした。結果的には、一応安全に移動できていたようです。

もう一つ時代を感じたのが、お金。私が学生の頃は、旅行といえばトラベラーズチェックだったのですが、なんと、調べたところ現在日本では発行されていないのでした。

海外でクレジットカードをあまり使ってほしくない。現金だけでは危ないし、、、。

ということで、出国ぎりぎりにプリペイド式クレジットカードを作りました。NEOMoneyというもので、出国後も日本から入金できたりして便利でした。

 

www.kotorino-kakera.com

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好きで好きでたまらないことを追求する魅力~自閉症スペクトラムのエレベーターマン動画サイトで収入~

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凸凹発達で、社会の中で生きにくさを感じている子どもは、将来どのような道にすすめるのだろうか、親は悩みます。母親があれこれ先走って考えて、用意して、導いて……ということはしたくない、そう思っています。本人が自分で決めた道を歩んでほしいから。(しかし、そう思ってはいるのですが、ついつい気づくと先回りして、子供が失敗しないように準備したり、親が思う方向にお膳立てしようとしては、反省しています)

 

先日、ある男性の動画を見つけました。Andrew Reamさんという方が、男の子にエレベーターツアーをしているものでした。

男の子は、エレベーターが大好き。(自閉症スペクトラム)

お母さんがエレベーターツアーのことを知り、連れてきました。

「このボタンを押してごらん、エレベータが閉まるよ。次はこのボタン……。」「このエレベータはね、constant-pressure control 方式といってね、動かすためにはボタンをずっと押し続けなきゃいけないんだよ。」などと説明しています。

 

実は、アンドリューも自閉症スペクトラム。3歳のころからエレベーターの開閉の魅力にとりつかれ続けています。

幼少期、彼は3歳になっても言葉はありませんでした。

4歳間近のある日、「みて、お母さん、ああそこのPhillips 66(ガソリンスタンド)のところでオレンジ色のトラックがガソリンを入れているね」とお母さんに話しかけたそうです。初めての言葉がこの長文。あまりの衝撃にお母さんは動けなくなりお父さんに迎えにいてもらったというエピソードあり。

 

小学校に入学するころには行動がそれはそれは多く、投薬もされていたし、多動や強迫性障害もでていました。学校でも数々の問題を起こし何回も転校を余儀なくされたそうです。

最終的に障害を持った子供専門の私立の学校にたどり着きます。友達から「馬鹿なアンドリュー」と言われて続けた彼が、大学までいく青年に変えてくれた学校でした。

 

2006年からYoutubeに投稿を始め、2300以上の動画をアップしているそうです。動画視聴回数は4100万回以上。

ある時、エレベータを好きな人は自分の他にもいるということに気付いたそう。

動画作成は、エレベータだけにとどまりません。彼にはほかにもずっと興味を持ち続けているものがありそれらに関する動画も作成しアップしています。(蛍光灯、南京錠、電車)

 

普段の生活は、至って普通。職業はノーフォーク・サザン鉄道の車掌さん。

コミュニケーションが得意でない彼は、動画作成を始めた頃は問題を起こしました。どこでも撮影を始めてしまい、周りにいる人たちを困惑させたり、気分を害させたり。しかし、今は「何事も許可を取ってから」と学んだとのこと。

今では、動画を見た子どもの親から感謝のメールが届くそうです。

ニュースで紹介されていた動画を張っておきます。(後日、動画内容を別記事で、アップする予定)

 

www.youtube.com

 

彼は、一般就職をして働いていますが、この動画での収入もそれだけで生活していけるほどあるとのこと。

 

その人だから、できること。 とにかく好きで好きでたまらないものがある人は強いなと改めて思います。