ことりのかけら

発見したこと気づいたことを発信中~帰国生・凸凹発達の教育情報も~

絵本作家の絵の才能を見つけて導いたのは?~林明子原画展に行ってきました~

f:id:korasophie:20180106164404j:image

大好きな絵本作家の中の一人が、林明子さんです。

作品の中で、私は特に「こんとあき」「まほうのえのぐ」(福音館書店)が好きです。

林さんの原画展が行われるということで、楽しみにして出かけました。

「絵本を読みつづけてみる」(平凡社ライブラリー)という本の中で、五味太郎さんが林明子さんの絵について、絵の中に「嫌い」はひとつもえがかれていない、「大好き」があるというようなことを述べておられました。場面の中のものをはしょらないで(たとえば、うえのチラシの駅のプラットホームで言うと、向こう側のプラットホームの詳細まで)すべて収めている、でも、そのなかで作者が「大好きだよ」と思って描いているものは、間違いなく見る人に伝わる。そんな絵のとても上手な人なんだそうです。   

f:id:korasophie:20180106161030j:plain

会場に入ろうとしたらまさかの行列。入るまでに時間がかかりました。

写真を撮るコーナーも設置されていました。

f:id:korasophie:20180106161000j:plain

f:id:korasophie:20180106161048j:plain

少しずつ進む行列に並び、順に作品鑑賞です。原画が時系列に展示されていました。

私個人としては、絵本になっている原画よりも、その前のスクラッチの状態のものを観られたことにワクワクしました。絵本を見ると、とてもやさしい繊細なタッチの絵ですが、アイデアを練っているときの絵はもっと力強いタッチだったのが印象的でした。

作品が出来上がる前のものを見ることができてよかったです。

それから、林明子さんは絵だけじゃなくて洋裁・手芸もとても上手な方だというのがわかりました。 絵本の中にぬいぐるみや人形が出てくる場合、林さんはそれを手作りし、つくった作品をモデルに絵を描かれています。 「こんとあき」のこん(きつねのぬいぐるみ)も林さんがつくられたぬいぐるみがあり、展示されていました。

先ほど五味太郎さんのコメントを記憶をたどって書きましたが、五味太郎さんと林明子さんには接点がありました。 同じ会社の社員だったそうです。(林さんが1年先輩)すごい方たちには、接点がある、なるほどね……。そういうものなのですね。

そして、この原画展に行って知ったこと。林明子さんが絵を描くことになるきっかけを与えた人。 それは、お父さんでした。 

原画展 略年譜より抜粋

1955年 (10歳)

絵を描くのが好きな様子を見ていた父の配慮で、洋画家・飯島一次(立軌会会員)の絵画教室に通い始める。クレヨン、水彩、油彩で描くことを学び、楽しむ。 

そういうことなんですね。

やっぱり、親の影響というのは後々まで及んでくるんですね。(ため息) 

 

f:id:korasophie:20180106161016j:plain

作業机再現 ↑

korasophie.hatenablog.com

korasophie.hatenablog.com

親知らずを抜いてから、私に起きた変化とは?

10年以上前、歯医者さんに言われました。「親知らずが変な方向に生えてきていますので、時期が来たら抜歯が必要になります」

そして、約一年ほど前、とうとう親知らずのうちの一本を抜歯することになりました。

私は、病院嫌いで、緊張すると血圧が上がるタイプ。抜歯の日は、白衣高血圧で、処置室で問題児扱いになり、ドタバタでした。その時の様子はこちら。

korasophie.hatenablog.com

10年以上様子を見たままで、なぜ昨年抜歯に至ったか。

その大きな理由が頭痛と歯痛でした。 

親知らずは定期的にグングンと押してくるらしく、その時期になると頭痛、歯痛、肩こりがひどかったのです。

その痛さは、頭の周りをぎゅーーっつと締め付けられている感じ。西遊記の孫悟空の頭の輪、緊箍児(きんこじ:下のイラスト参照)を締め付けられているようでした。そうなると家事にも仕事にも集中できませんでした。

f:id:korasophie:20180105000314j:plain
痛み止め服用などで毎回、なんとか我慢していたのですが、とうとう耐えられなくなって、昨年抜歯を決心したという訳です。

抜歯時は極度の緊張状態でしたし、抜歯のあとの痛みもかなりありました。抜歯したあとの穴がふさがるまで日数もかかりました。

それでも、終わってしまうと、人は忘れてしまうものですね。 自分が親知らずを抜いたことも思い出すことさえ、ほとんどありませんでした。最近、医療費の領収書を整理していて、抜歯の時の領収書を見つけ、久しぶりにその日のことなど思い出しました。

そして、気づいたのです。

あ、そういえば、頭痛の回数が減ってる。 あの頭を締め付けられるヤツ、殆どなくなってる!と。 

そうです。グングンと押しながら生えてくる親知らずを抜いたことで、私の頭痛の回数は格段に減りました。歯医者さん、ありがとうございます。

実際には、私が抜歯したのは右下の一本のみです。あと3本の親知らずは、左下にも上にもあります。 ですが、大きな力で周りの歯を押しながら生えてきていたのはその抜歯した親知らずだったので、悩みの頭痛は格段に減りました。

 

実は、もう一つの現在も生えている親知らずも上にではなく、真横に向かって生えているそうです。この間抜いた歯より力は小さいながら、時々押してくる感触はあります。ですから、そのうち、また抜歯するときが来るのかもしれません。涙。

それでも、抜けば頭痛は収まるという経験をしていることは、いいことです。うん、そう思い込むことにしています。

ノートの選択ができます!中学進学で書字苦手な子が困ることとは?

小学校から中学校へ進学する時は、新しい環境に慣れようと頑張る時ですね。家庭、学校、クラス、先生、友達、部活、勉強等々。 制服、教科書、文房具……。新しものに囲まれます。 定型発達の子どもたちも、非定型発達の子どもたちも慣れるのに一生懸命だと思います。

 

我が家の場合は、「ノート」に、悩みました。 多くの子は、この悩みなどなく進んでいくかと思います。が、不器用な凹凸さんは、ここで足踏みするかもしれません。これから、この時期を迎える方がいたら、我が家の経験が参考になるかもしれません。

 

中学校スタート時期に、我が家が使用したノートを紹介します。

 

小さい字を書くのが苦手だった息子。小学校のノートは、学校指定の「5mm方眼ノート」。 字は、1㎝の枠の中に1文字入るように書けば、まあ大丈夫でした。 中学校になると、「普通」のノートが一般に販売されている「A罫ノート」「B罫ノート」になります。

 

「A罫ノート」「B罫ノート」、不器用な子にはハードルが高いです。 息子の場合は、「枠からはみ出る」か、「小さく書こうとして書字に長時間かかる」ことになりました。

はみ出る例として、先生が作成したプリントを見てください。書き込みする空欄が狭くて小さいので字が収まっていません。

「ノート提出」が、内申点に関わってくる中学校。ノートの種類という小さなこともストレスの原因になりました。 (3年間ずっとではありません。最初の一時期です。)

 

小学校と同じ5mm方眼ノートを使うこともできますが、中学生になったプライドもありみんなと違うのは、嫌。

探してみました。 

すると、いろいろな種類のノートがあったんです。

「A罫」は7mm。これが普通のノートです。(「B罫」は、6mm。)

それより、すこし幅が広いのが、「U罫」。こちらは、8mm幅です。

そして、5mm方眼と同じ幅のノートもあります。それが「UL罫」(10mmです。)

我が家の場合は、中学1年の最初の頃は、UL罫。それから本人の書字が成長してくるにつれて、U罫→A罫と、替えていきました。(我が家が使用したのは、コクヨ キャンパスノートでした。他にもあります。)

UL罫を使っていたころ。 ⇓ ⇓

先生からノートの罫の指定がない場合は、本人の使いやすさに合わせてあげるのが良いと思います。 書字が苦手な子、不器用さん、凹凸発達(発達障害)などがある時「使いやすい文房具を選ぶ」、少しかもしれませんが、楽になるのではないかなと思います。

このノート、スーパーの文具コーナーでも見かけることはあるのですが、どこにでもあるいう訳でもないようです。 必要な時になって慌てて探すことにならないように、余裕をもって用意しておくのが良いと思います。インターネットで探せばすぐに見つかりますよ。

korasophie.hatenablog.com

korasophie.hatenablog.com